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こちらはエドワードグリーンの靴です。
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靴底は踏まず部分のみ色の入った半カラス仕上げです。
半カラス仕上げの雰囲気を壊さない様に、ハーフラバーをラウンドカットして貼って欲しいとお持ち込み頂きました。
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先ずはソールを半カラスのラウンド同様に加工します。ハーフラバーとの境界線ではハーフラバーとソールの面が合う様に、ラバーの厚み分の溝を掘ります。
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そしてラバーも同じ様にラウンドにカットします。
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後は通常通り、貼り合わせて余分な部分はカット。そして削って仕上げればこの仕上がりです。
先に加工しておいた溝にハーフラバーが納まって面が合いました。
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勿論、横からの見た目も問題無しです。

以上、今回の修理は¥2500也。

誰も見ない靴底ですが、できる事ならオリジナルの意匠を崩す事無くハーフラバーを貼りたいと言う拘りのある方は是非。

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こちらは、オールデンのプレーントゥダービーです。DSC0800420180110190455.gif
ソールの仕様は、Wソールのレザーソール。

しかし、履き込んでだいぶソールがすり減ってきております。ですので、プランテーョンソールかタンカーブーツの様にWソールにタンクハーフソール&タンクヒールにオールソール交換しようかと悩まれておりました。

そこで、タンクブーツの様な仕様であれば、オールソール交換する事無くプランテーションソールの半額程度でカスタム可能である旨伝え、今回はオールソール交換無しでタンクブーツの仕様にする事になりました。
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先ず、タンクハーフソールを貼る部分のみウェルトとソールの間に包丁を入れて出し縫いをカット。そして、出糸を全て抜きます。

これが最後のウェルト上面の仕上がりを左右します。
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そして、通常の修理同様にハーフソール、ヒールを貼ります。
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そして、タンクハーフソールに出し縫いをかけますが、コバのエッジまで凸凹だったハーフソールを加工して、コバのエッジ付近の凸をカットしてフラットになる様に加工した上で、出し縫いをかける事で出し縫いが地面と擦れて、簡単に切れてしまわない様にしています。
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先ほどだし糸を抜いていたので、コバ上面の仕上がりは違和感無い見た目です。
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そして、仕上がりはボトムに厚みと凹凸がでて無骨さが増しました。

以上、今回の修理は
タンクハーフソール¥2700
タンクヒール¥2500
出し縫い¥1800
合計¥7000也

靴の状態、仕様によっては必ずしもオールソール交換が必要と言う訳では有りません。価格を抑えながら、仕上がり上々の修理がある事もございます。

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明けましておめでとうございます。
本年も旧年同様よろしくお願い致します。

本年1足目の特殊な靴の修理です。

ポールセンスコーンのビスポークです。
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ブラインドウェルトと言って、ウェルトが付いて出し縫いもかかっているけれどもコバの出巾はほぼ無く、マッケイ製法の様な華奢な仕上がりのハンドソーンウェルテッド製法です。
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しかし、残念な事に土踏まずのアッパーが口を開いています。

一瞬、スクイ縫いが切れており、靴をばらしてスクイ縫いを縫い直し、オールソール交換かなと思いました。
勿論、手製靴ですのでそうすれば完全に元通りになります。

しかし、出し縫いまで全て手縫いで縫う他、ブラインドウェルトの仕上げをする事ができないので、修理費用はかなり高額になります。
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そこで、何とか靴をばらす事無く見た目を極力変えないで、そして、今後オールソールのタイミングで理想的な修理ができる状態を保つ修理方法は無いだろうかと靴を前に色々と考えました。

土踏まずのウェルトを縫い付ける位置が中底のエッジからかなり奥に有る為、スクイ縫いに影響を与えずにマッケイ縫いをかける事ができる事を思いつきました。

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と、言う事で、ヴェヴェルドウェストで伏せられたソールを起こし、その中にマッケイ縫いが隠れる様に手縫いマッケイです。
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最後は、起こしたフマズを元に戻して、アッパーに沿わせれば何も無かった様に復活です。

そして、何故この様な事になったかと言うと、ここからは推測ですが、恐らく仮縫いをウェルトを縫い付けた後に行い、恐らくきつかったのでしょう。

きつかった分を巾出ししたため、アッパーの余裕が足りず、すくい縫いがかからなかったのではなかろうかと考えております。

以上、今回の修理は¥4500也。
もし、靴をばらし、アッパーを釣り直し、スクイ縫いを縫い直し、オールソールをフルハンドでブラインドウェルトで仕上げるとなると¥35000〜となります。

原因、素材、状態、製法....etc様々な方向から見て、修理方法をご提案させて頂きます。





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こちらはステファノブランキーニのブーツです。ノルヴェジェーゼ製法でトゥの形状とは関係無しに角ばったコバがこれでもかと言うぐらい張り出しており、これぞブランキーニと言う靴ですね。
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しかし、この靴はコバの張出しが激しいためスチールの取り付けが厄介です。
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ヴィンテージスチールは様々なサイズの御用意が有ります。爪先のサイズに合わせて適した物を選択します。
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しかし、一番大きなサイズでも合わず、ネジ穴がはみ出してしまいます。
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トリッカーズの様な爪先にボリュームが有る靴ではたまに同じ様にヴィンテージスチールの巾が足りずこのトライアンフスチールで代用させて頂く事がございます。

しかし、この靴は爪先が角ばっているため、全てを覆うと先ほどと同じくネジ穴がはみ出してしまいます。
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では、どうするか?

この爪先が直線のこの靴に限っては問題ございません。
こんな感じでビンテージスチールを取り付けることができるのです。
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裏はと言うとこうなっています。
加工が、直線ではなく曲線になる為少し作業の難易度が上がりますが、何て事有りません。
通常通り面一でスチールの取り付け可能です。

以上、今回の修理は¥1900也。

正に逆転の発想。ブランキーニにスチールの取り付け諦めていた方は是非ご相談下さい。

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コチラ人気のレペットの靴です。爪先に穴が開いたと言う事で修理に御持ち込み頂きました。

穴と言っても、靴底の爪先ではなく、甲革の爪先の穴です。
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問題の穴はこんな感じです。靴底の薄いレペットは履き込むとどうしても爪先が地面に擦れて気がついたら穴が開いてしまいますね。

一般的なフラットシューズの場合この状態になったら、修理不可。できてもデザイン変更が前提での修理となりますが、バレーシューズの特殊な製法で作られるレペットの靴の場合は元通りに修理する事が可能です。
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修理は先ず、靴を裏返す事からです。靴を裏返すって事はどう言う事かと思われますが、画像の様に完全裏表が逆転の状態にします。これも柔らかい作りのレペットだから出来る事です。
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裏返ったら、次は穴周辺の底縫いの糸をほどきます。そして、少し見え難いかも知れませんが、今度は赤い点の部分を底と縫って行きます。
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こんな感じで、靴底側同じ穴を、甲革は先ほどの赤い点を穴開けて縫って行きます。
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縫い上がりはこんな感じです。穴が開いていた部分が外に出てきました。
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外に出てきた穴が開いていた部分は不要なのでカットして靴を表に返します。これが靴を表に返している途中です。
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表に返すとご覧の様に復活です。実際は僅かながら縫い縮めているので形が変わり、サイズ感も変わりますが、これもまたレペットのソフトな革に助けられます。革用の柔軟剤を用いて革を少し伸ばし、形を整えれば問題無しです。
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甲革は復活しましたが、このまま履けば又地面と爪先はすれて時間の問題で穴が開きます。ですので薄くなった底をハーフラバーソールで補強すれば、もう姑く問題なく履いて頂けます。
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以上で完全復活です。

今回の修理はハーフソール¥1800+爪先穴補修¥3000=¥4800也。

この靴の様に、製法や素材を見極めれば無理そうに見える靴でも元通りにする事が出来る場合がございます。お気軽にご相談下さい。


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