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先日少しご紹介したUチップの仮縫いの為の釣り込みに入りました。

写真は、前もって加工して用意しておいた、芯や中底です。これらは、全て仮縫い用の素材で、加工もラフにしてあります。

とは言え、量販店で売られている1万円位の靴より良い素材を使ってますよ。

しかし本番では、素材は最高の物を使用し、シビアに加工します。
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釣り込みは、本番同様に設計通りのヒールの深さや、踝の位置になる様に注意しながら、手で釣り込んで、木型にしっかり革を沿わせます。
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そして、釣り上がった物に仮縫い用の底とヒールを貼付ければ仮縫い用の靴の完成です。
仮縫いで、ラフに作った割には雰囲気が出ていると思いませんか?
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以前も少し触れたかもしれませんが、この靴は2パーツだけで出来ており、革を贅沢に使った靴になっております。

ヒール部には接ぎが無く、つるっと丸く奇麗なお尻が特徴の一つです。
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そして、接ぎはと言うと、靴になった時最も目立ち難い内側に流しています。

週明けフィッテイングですが、フッィテングをどう感じるは、履く人にしか解りません。

仮に2人のお客様に、フィッテイングの靴を履いて貰い、我々が外から靴を履いた状態を触診し双方に対して同じ印象を受けても、お一人は緩い、お一人はきついと感る事が有ります。ここが靴を作る上で難しい部分だと考えております。

幾ら採寸で得た数値や木型とにらめっこしても仕方は無く、解決策は、話し合いによる擦り合わせだと思います。ですので、足に合う靴を作る大まかなノウハウは有っても、最後は一対一のコミュニケーションで、それによって方向性が全く異なってくると考えております。


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