2013.08.31
靴を本製作。革に型入れ。裁断。

靴を作るのには革を切り出します。その際、型紙を革の上に置いて型をとります。
しかし、革は天然の物ですから、質は均一では有りません。傷や虫さされの痕、汚れ等を避けて、型を入れる必要が有ります。
更に、革には伸び易い方向と伸び難い方向が有ります。それ故、型入れする向きにも制限が加わり、効率良く型入れするのは容易では有りません。
ご来店頂いた方はご存知の様に、私共は地下に籠って作業しております。しかし、自然の光の無い地下は型入れの作業には最悪の環境です。
それ故、型入れの作業は革の状態を確認するのに最適な柔らかい自然光が入る作業場を堀江に用意し、そちらで作業しております。



型入れの後、裁断、漉き、縫製とこの作業場で進めております。

そして、アッパーが完成して、この後は地下に籠ります。
この作業場、非常にアンティークで昔の靴工房を見習ってと言う訳ではございませんが、エアコンが無い為暑いです。
良い様に言うとアンティークですが、古すぎてエアコンを取り付けると弊害が出そうなのです。しかし、1ヶ月もすれば気持ちいい季節になります。作業日は地下に籠らず、底付けも自然光の入る気持ちの良い環境でやろうかと思っています。
そして、それを期にミナミの修理窓口として動かしても良いかなとも....。
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