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ウェルトを介したノルウィージャン製法でブーツを製作中です。
先ずは、ウェルトを作る所からです。

コチラは切り出されたショルダー(牛の方の部位)です。柔らかさがノルウィージャンウェルテッド製法に適しています。
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この製法の靴の場合、素上げ(色を入れない仕上げ)も良く目にしますが、今回は色を入れます。
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そして、加工しやすく水につけて革をふやけさせます。
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ウェルトがふやけたところで、適した厚みに漉きます。アッパー側面からコバ断面にかけてなだらかな傾斜がかかる様な漉き方にしています。
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漉きを終えたウェルトの裏に浅い溝を掘り、そこを折り目にするとウェルトをLに立ち上げる事ができます。
これで、ウェルトは完成です。
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出来上がったウェルトを麻糸ですくい縫っていけば良いのですが、ここでこの製法ならではの麻糸の絡げ縫いが入ります。
絡げる糸は、靴のサイズ、デザイン、底付けの雰囲気に合わせて、糸の太さを調整しますが、今回はスクイ糸よりも若干細めの麻糸を選択しました。
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そして、縫い上がりがコチラです。ノルウィージャンウェルテッドならではのコバの雰囲気が出て来ました。
完成はまた追ってご紹介致します。

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