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こちら、お客様がメルカリで買った旧チャーチ です。
まさに「旧」らしさが伝わってくる年季の入り様ですね。
これでも、到着時にはクリームやワックスがこってりと塗ってあるのをお客様自身でリムーバーで落としたそうです。
到着時には旧々チャーチの佇まいだったのでしょう。


ただ、綺麗にすれば履けるわけでもなく、左右共に羽の付け根のテンションがかかるカン留めは切れて、パンプの縫いもほつれており、崩壊寸前。
幸いにも、糸が切れているだけで革は問題ないので縫い直せば履ける様になります。
そして、ヒールも交換時期。
あとは、ヒールを交換して、切れた糸を縫い直して、お客様が頑張って落としたけども取りきれない履き皺の汚れや、爪先のむら汚れを落として磨けば復活です。
バンプほつれ&.カン留め¥3000、ヒール交換¥2700、汚れ落とし&磨き¥1500
合計¥7200也。
状態を考慮して安くで買ったヴィンテージシューズなら、少し費用をかけて手直しし、今日の靴にはない雰囲気であったり革質を楽しむのはありですね。
同じヴィンテージでも車の場合は鉄屑同然の朽ちたボディーを切ったり貼ったりの板金で新車の様に復活しますが、靴の場合そうはいきません。
アッパーの状態は大切です。逆に靴底は手間隙かければなんとでもなります。
靴底が殆ど履いてないみたいでしっかりしてるから買ったけど、履いていると程なくアッパーが朽ちて来たと持込まれる事があります。そうなると基本修理不可ですのでご注意を。
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