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2018.01.10
オールデンプレーントゥ・オールソール交換無しで、レザーソールをタンカーブーツ仕様に。

こちらは、オールデンのプレーントゥダービーです。

ソールの仕様は、Wソールのレザーソール。
しかし、履き込んでだいぶソールがすり減ってきております。ですので、プランテーョンソールかタンカーブーツの様にWソールにタンクハーフソール&タンクヒールにオールソール交換しようかと悩まれておりました。
そこで、タンクブーツの様な仕様であれば、オールソール交換する事無くプランテーションソールの半額程度でカスタム可能である旨伝え、今回はオールソール交換無しでタンクブーツの仕様にする事になりました。


先ず、タンクハーフソールを貼る部分のみウェルトとソールの間に包丁を入れて出し縫いをカット。そして、出糸を全て抜きます。
これが最後のウェルト上面の仕上がりを左右します。

そして、通常の修理同様にハーフソール、ヒールを貼ります。

そして、タンクハーフソールに出し縫いをかけますが、コバのエッジまで凸凹だったハーフソールを加工して、コバのエッジ付近の凸をカットしてフラットになる様に加工した上で、出し縫いをかける事で出し縫いが地面と擦れて、簡単に切れてしまわない様にしています。

先ほどだし糸を抜いていたので、コバ上面の仕上がりは違和感無い見た目です。

そして、仕上がりはボトムに厚みと凹凸がでて無骨さが増しました。
以上、今回の修理は
タンクハーフソール¥2700
タンクヒール¥2500
出し縫い¥1800
合計¥7000也。
靴の状態、仕様によっては必ずしもオールソール交換が必要と言う訳では有りません。価格を抑えながら、仕上がり上々の修理がある事もございます。
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