FC2ブログ
DSC0901120191123085920.gif
こちらはここ最近大人気のパラブーツです。
DSC0901020191123085913.gif
扱い易いく丈夫な革と、丈夫でクッション性に富んだラバーソール、程よいカジュアル感の靴で普遍的な人気があるのが頷ける靴ですが、弱点もあります。

それは、踵周りをホールドするカウンター芯の柔さです。
DSC0901420191123085905.gif
永年履いているとだんだん柔らかくなってきて、誤って踵を踏んでしまったりすると中の芯が砕けてしまい、柔さに拍車をかけフニャフニャになり、形崩れするのは勿論、砕けた芯の破片がライニングの中でダマになり、足当りが悪くなってきます。

こちらは中を開いた状態ですが、ライニングとアッパーの間に挟まれた綿の様な物が芯です。感じとしては包帯に石膏を染込ませたギブスに似た素材です。
DSC0901520191123085845.gif
砕けた芯を取り除くとこの様な感じです。この粉々になった芯がライニングとアッパーの間で暴れて足に当たって気持ち悪履き心地になるのです。
DSC0901620191123085609.gif
芯を取り除いたら今度は新しい芯の作製です。革を切り出して、現物あわせで形を作り、要所を程よい厚みに漉いて加工します。
DSC0901920191123085704.gif
先ほど作った芯を入れて、革を硬化させる為のノリを塗ります。
DSC0902120191123085728.gif
そして、ライニングを程よく伸ばしながら貼り戻します。この後この靴に近い形の木型を入れて、芯が乾くまで放置。
DSC0902220191123085800.gif
芯が乾いたら、履き口周りの解いたステッチを同じ穴を拾いながら縫い直します。最後に飛び出したライニングをカットすれば元通りです。

画像では柔らかさの変化が伝わらないのが残念ですが、感じとしてはスッポンと亀の甲羅の硬さの違いくらい違います。
と、言って解らない方には、噛む前のチューインガムと噛んだ後のチューインガム程違うと言えば伝わりますよね。

それほど効果(硬化)を感じられる修理だと言う事です。

以上、今回の修理は¥4000也。











スポンサーサイト



Secret

TrackBackURL
→http://bontajp.blog134.fc2.com/tb.php/1081-5cf538dd