IMG_121320101009133145.jpg
昔のア・テストーニのロファーです。久々に履くからと靴磨きの為ご来店頂きました。
そして、まだまだ履けそうかな?とのご質問に、全体的にチェックしてみるとソールがかなり薄くなって穴が開きかけで有る事が分かりました。

大げさにオールソールするのもなぁと悩まれていたので、半張りでしのぎますかとご提案しましたが、靴底は絶対に革と言うこだわりのお客様で、それではと革で半張りを提案すると、ご納得でこの修理をするに至りました。

写真はソールの薄くなった部分に革を貼った状態です。この革は、普段注文靴に用いているベンズです。
それをこの靴用に切り出し、端は薄く、接地面は5ミリ弱の厚みを残した状態に加工した物です。

靴修理材料屋に、革のハーフソールも売っていますが、材料屋さんの扱う物は柔らかすぎるので当店で切り出し加工する様しています。
IMG_121420101009133129.jpg
横から見ても違和感の無い様に、革を漉いてなだらかに、ソールにつながる様加工してます。
IMG_121520101009133106.jpg
仕上がりは、こんな感じです。オールソール同様に、海藻を煮込んだ液体を塗り込み、磨き上げた素上げです。
最初のソールの状態を写真取り忘れた為、対象比較頂けないのが残念ですが、明らかに前足部だけ新品の様になっている事は確認頂けますよね。
IMG_121720101009133118.jpg
サイドからもなだらかにつながり、全くの違和感は有りません。そして、少しおなかが出た様な表情を見せるソールですが、厚みの戻った証拠です。新品の靴の様にソールがなだらかなRを持ち、靴に体重がかかるとソール全体が接地する様になります。

以上、今回の革での半張り修理¥4000也。

厚さ1ミリ~1.8ミリのラバーを貼る半張りとオールソールの間の位置づけと考えて頂ければと思います。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://bontajp.blog134.fc2.com/tb.php/113-177377b4