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先日のクロケット&ジョーンズの靴のお客様が、修理を気に入って下さり、本日オールデンも復活させてとご来店下さりました。ありがとうございます。

爪先は写真の様な状態です。とりあえず、ウェルトにダメージは有りましたが修復可能な範囲内です。
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そしてヒールもすり減っていたので剥がしたところ、おそらく雨に降られ濡れたのでしょう。全体の糊が浮いてヒールがふかふかでした。
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一先ず、ヒールを剥がして、貼り直すところから始めました。
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そして、最後に新しいヒールを貼るのですが、ありがたい事に先日ヒール交換をまとめ数件ご依頼頂き、革のヒールを全て使い切ってしまったので、急遽オリジナルで作製する事にしました。

作り方は、注文靴のヒールを作る要領と同じですが、今回は、ゴム部分の素材をヒール面積の小さな婦人ヒール交換に使うビブラム社の硬質リフトを使用しました。

それぞれを断面を張り合わせて厚みを整えれば完成です。
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仕上がりはこんな感じです。爪先に厚みが戻り、ヒールはご覧の通りのオリジナルヒールです。

ヒールをオリジナルで作るメリットは、それぞれの素材の組み合わせを自分好みに出来る事。また、重さのあるゴムの量を最小限で作る事が出来ます。

一般的なゴム×革のヒールは、一層3ミリ程度のゴムの層が有って、その上にゴム×革の層が乗っかています。このゴムだけの層が革に比べ重くなります。そして、ヒールの断面にゴムの層が出て、見た目にも良くないと言う職人もいます。

不自然な履き皺を許さない、注文靴にはこの様にヒールの素材、作りもオリジナルでこだわった仕様が有ったりします。

今回は一般修理ですが、折角オリジナルで作るヒールですから、強度のあるゴム×硬く耐久性のあるオークバークで作りました。オークバークですのでヒールの輪郭に入れるコテがはっきりと際立ち奇麗です。

以上、今回は特別なヒールになりましたが、一般的な革×ゴムヒール交換¥1850爪先補修¥700也。



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