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2010.11.04
エドワードグリーン コバ加工

エドワードグリーンの奇麗な靴ですが購入時より写真の様にコバの出幅が全く違っていて、履くのには問題ないけど、ふとした瞬間気になるので修正してくださいと御持ち込み頂きました。

踏まず部分は丸コバ(角を落として丸く加工されたコバ)ですが、左右で丸コバの始まる位置が異なっていたのが大きな原因でした。おそらく製造時にカッターで削り過ぎたのでしょう。出幅の少ない靴に合わせる様に包丁、鉄ヤスリ、紙ヤスリ、ガラスを用いて形作りますます。これは手製靴を作る工程と同じです。
しかし、注意しないといけないのが既に縫われている靴ですので縫い糸迄の距離に注意して、オールソール時にむりなく作業出来る程度を保ちながら形を出さないといけないので、1から靴を作るより気を使う作業です。
写真は、形を出してコテをかけた状態です。

やはり縫われた靴を作業する訳ですので、全く同じ形には難しいですが、初めとの印象とは全く違うものに仕上がっております。
これなら、ふとした瞬間気になる事も無いでしょう。
以上、今回のコバ加工¥900也。
稀なケースですが、この他にも履く分には問題ないが、見た目の違いが気になる等、些細な事でもどうぞお気軽にご相談ください。
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