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2010.11.24
9分仕立てのオックスフォード 芯を作る。
前々より製作中の 9分仕立てのオックスフォードの仮縫い、フィッティングを終え、大きな修正も無く本制作に取りかかりました。
本日は、芯を制作です。大体の革靴は、爪先と踵が硬く出来ています。それは、芯が入っているからです。

写真の様になるべく無駄のでない様に芯を型入れします。これは、比較的厚みの薄いとされるベリーと言われる牛の脇の部分です。

切り出した所です。このままではとても靴の中に収まりませんので今から、加工をして行きます。

先ずはお湯に浸け込んでもみます。革は濡らす物ではないと思われがちですが、靴を作る作業では要所で濡らす事が意外と大切だったりします。
お湯が茶色いのは、革を鞣す時の渋がお湯に出て来ているからです。


お湯に浸けてもむ事で繊維がふやけて膨らみ加工し易くなります。
濡らす前、濡らした後での厚みの違いは歴然です。

そして包丁で、厚みを調整して行きます。靴のとの境界部に当たる端の厚みは0に近づけ、回り込んで中底の下に入る部分は厚すぎず、薄すぎずの程よい厚みを持たせます。そしてちょうど靴の上、爪先にあたる部分は2ミリ強の厚みを残します。
大理石のプレートの上に有るのは、削り落とした余分な肉です。この作業は細々した作業ですが、結構なゴミが出ます。

更に、端を0に近づけたい部分はガラスを使って薄くします。

最後はハンマーで叩いて、センターラインを引いて完成です。
端は更に0になる様にハンマーを外に向かって滑らす感じで叩いてます。真ん中は、厚みを均一にする気持ちで叩くと言うより撫で付ける感覚です。
乾くと若干縮みが出て、厚みは約2ミリになる予定です。厚みは、その為の2ミリ強でした。
説明を追っていると面倒な作業に思えますが、ここで手を抜くと、芯の厚みが靴の中から浮かび上がってみっともない靴になります。
本日は、芯を制作です。大体の革靴は、爪先と踵が硬く出来ています。それは、芯が入っているからです。

写真の様になるべく無駄のでない様に芯を型入れします。これは、比較的厚みの薄いとされるベリーと言われる牛の脇の部分です。

切り出した所です。このままではとても靴の中に収まりませんので今から、加工をして行きます。

先ずはお湯に浸け込んでもみます。革は濡らす物ではないと思われがちですが、靴を作る作業では要所で濡らす事が意外と大切だったりします。
お湯が茶色いのは、革を鞣す時の渋がお湯に出て来ているからです。


お湯に浸けてもむ事で繊維がふやけて膨らみ加工し易くなります。
濡らす前、濡らした後での厚みの違いは歴然です。

そして包丁で、厚みを調整して行きます。靴のとの境界部に当たる端の厚みは0に近づけ、回り込んで中底の下に入る部分は厚すぎず、薄すぎずの程よい厚みを持たせます。そしてちょうど靴の上、爪先にあたる部分は2ミリ強の厚みを残します。
大理石のプレートの上に有るのは、削り落とした余分な肉です。この作業は細々した作業ですが、結構なゴミが出ます。

更に、端を0に近づけたい部分はガラスを使って薄くします。

最後はハンマーで叩いて、センターラインを引いて完成です。
端は更に0になる様にハンマーを外に向かって滑らす感じで叩いてます。真ん中は、厚みを均一にする気持ちで叩くと言うより撫で付ける感覚です。
乾くと若干縮みが出て、厚みは約2ミリになる予定です。厚みは、その為の2ミリ強でした。
説明を追っていると面倒な作業に思えますが、ここで手を抜くと、芯の厚みが靴の中から浮かび上がってみっともない靴になります。
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