懐かしのオールデンと言いましても、特に古いオールデンと言う訳では無く、私にとって思い出深い靴なだけです。
お店がオープンしても間もない頃に御持ち込み頂いた靴なのです。
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オープン当初御持ち込み頂いた際は、爪先の縫い糸が切れてソールが剥がれ口を開いた状態でした。それをオープンして間もない暇な時期に、のんびりとそして暇すぎて少し不安になりながら手縫いで修理した事を思い出します。

その修理のおかげで今回は爪先はしっかりし口を閉じたままです。

今回は以前交換したヒールが磨り減ったので交換するのと、踵裏の破れ補修と、特に手入れと言う手入れをしていないとの事なので、栄養補給&汚れ落し&磨きです。
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ヒールはこんな感じです。減りは勿論、ヒール自体に傷も結構入っておりますね。
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踵裏は摩り切れて穴が開いて、ベローンとなってます。

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ヒールはこんな感じに仕上がりました。一般的なスピード修理では、一番上のゴムの着いた一枚だけを切って削って終わりにしますが、ヒール全体の薄皮を一枚めくる感じでグラインダーをかけて傷を消しています。
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踵裏はこんな感じです。革が新しいので、色が薄いですが、履いてるうちに飴色になって馴染んできます。
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そして磨けば、こんな風に深い傷は残れど、それは味になって独特の雰囲気を醸し出しますね。

この仕事をしていて思うのが、靴の履き方には人それぞれ色々有るなと思います。そして、靴のメンテナンスと車のメンテナンスにはどこか共通点を感じる事が有ります。

このお客様は、普段は特に何も手をかけないけど、故障すれば直して長い間大切に駄目になるまで使用する。
ラテンの車の乗り方に似ている気がします。因に私もこのタイプです。

自分が修理した靴が戻って来ると大変嬉しい物です。今回も同様に大変嬉しかったと同時に、オープン当初の気持ちを思い出しました。初心忘れるべからずで、今後も頑張って参ります。

今回の修理、ヒール交換ダイナイトラスター(革×ゴムヒール)¥1850、踵裏補修¥1500、栄養補給&汚れ落し&磨き¥1000也。
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