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昨年末にお預かりしていたオールソールが終わり、去年からの持ち越しは注文靴のみとなりました。御持ち頂いたお客様には大変お待たせし申し訳ございませんでした。
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ざっと4足同時進行ですが、スウェードの2足に関しては、カカト裏の修理とウェルトの補修もしているのでかなりのリニューアルです。
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以前ご紹介した写真で写りは悪いですが、ウェルトの縫い糸が切れて口を開き出しているのが明らかでね。
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口の開いてた部分を縫い直して仕上げるとこんな感じで、奇麗に復活します。あきらめず、手間隙をかけてやる事が大切ですね。
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そして、今年に入って実験的に取り入れた仕上方法のウェットヒールです。
オールソールで頂いている修理代金約1万円の範囲内で、極力注文靴のクオリティーに近い仕上を目標としていましたが、まだ出来る事が有るのではとやってみました。さすがに注文靴と同等の手間隙をかける訳には行きませんので、同等の仕上がりとまでは行かないまでも、名前の様にぬれたような透明感のある艶やかな仕上がりにはなりました。注文靴としては70点でも、オールソール修理の仕上としては120点だと思っています。

勿論時間をかけて、手作業すれば申し分のない仕上がりは可能ですが、修理用の効率いい、一定した仕上がりを得れる方法を模索中です。

一般的な注文靴でのウェットヒールのやり方は、ロウを熱したアイロンでヒールに浸透させ、ヒール表面に残った無駄なロウを拭き取りますが、表面に紙一重のロウを残す事でウェットな表情になります。

また、海外には今もロウインクと言う物があり、べっとり塗って乾かしたら後はひたすらこすると奇麗に艶が出ます。この方法を教えて貰った職人さんは、アッパーにもつくぐらいラフに塗っていたのにびっくりしました。大丈夫?の私の質問に、拭けばとれるから問題ないと言われましたが、なら最初からつかない様に塗ればいいのにと内心思った事を思い出しました。

以上、今回のオールソールは¥8800円~11400也。
ウェルトの縫い直しは、縫う距離によって異なりますのでオールソールする時にウェルトの開きが有る場合はご相談ください。
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