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2011.01.25
ベベルドウェストの爪先。

やっと爪先に取りかかりました。奥が、ライニングをまとめたところ。手前が、それに芯をかぶせた所です。
爪先周りには、ある程度柔らかく、少し伸縮性のある部位がくる様に革の方向に気を使って作っています。そうする事で、爪先を奇麗にまとめ易くなります。すると必然的に牛のおなかに近い部分が爪先に来ます。
写真を見て取れる様に、牛のおなかの辺りは繊維が少し毛羽ち加減だと思いますが、これが、芯の繊維と絡んで芯の厚みを感じさせない爪先になるのを助けてくれます。

爪先を時間をかけて、丁寧に叩いて木型の型を覚えさせます。気がついたら、芯がつるつるになるくらいまでしっかり叩きます。そして、写真はのりを塗ったところです。これを一晩乾かし、またコンコン叩いて、やっと爪先を仕上げる事が出来ます。
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