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オールデンのコードバンの靴です。履き出して間もなく雨に降られ、雨シミが出来たので消せませんか?とお持ち込み頂きました。
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写真では伝わり難いのですが、シミだけならいいのですがそのシミがふくれあがって、革の表面が凸凹になっています。

この原因は、コードバンの革の特徴に有ります。コードバンは、馬のお尻の革と言う事は結構知られています。しかし、結構多くの方がスムースレザー(表面を型押し、起毛していない革)とお思いでしょうが、実は起毛革なのです。

そして、この起毛革に油やロウ等を染込ませ、ローラーで表面を潰して表面を平らにしたのがコードバンです。

少し余談になりますが、コードバンは起毛革の為、革の向きによって色味が異なります。ですので、靴を作るのに同じ色味にしようとすると、同じ方向に同じパーツを取らないと、靴の左右で色の違いが出てしまいます。

実際、コードバンの革自体高価です。それに加えて馬のお尻の部分だけと小さな革の中で、この様に革の取り効率の悪い型入れを強いられるので、製品となったコードバンの靴は高くなります。

本題に戻ります。この凸凹のシミは雨によって寝ていた毛がふやけて起き上がり、その状態のまま乾燥してしまった事による物です。
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ちょっとキツ目のシューツリーを入れて、革をピンと張った状態の上から、シミの周りを濡らして、布でシミをぼかしていきます。感じとしては起き上がった毛を寝かしつける様な感じで、布で革を撫で付けます。その結果、毛が寝ます。しかし、革に入っていたロウや油等を布で拭き取ってもいるので、艶がなくなりかさついた表情になります。
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拭き取ってしまった、ロウ、油等を補うためにこのコードバンクリームを塗り込みます。
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そして、丁寧にブラッシングします。この時も、毛を寝かしつける気持ちで、ごしごしと磨くのではなく、方向性を持って磨きます。するとこの様に新品の様な輝きです。

どうでもいい事ですが、馬の革を馬の毛のブラシでブラッシングしている事に、言葉にならない不思議な感覚を覚えました。
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ご覧の様に奇麗にシミも消えました。

以上、今回の雨シミ消し¥1000也。
シミの程度、革の種類によっては、お値段少々変わってきます。また、修理方法も異なります。雨シミ等気になる方はお気軽にご相談ください。
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