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こちら、ハンドソーンで作られたイタリアの老舗メーカーのボノーラの靴です。こちらを焦げ茶にしてくださいとお持ち込み頂きましたが、透明感のある革で、いきなり濃い色を入れるのはもったいないと言う事で、アンティーク仕上を提案させていただきました。
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先ず、古いクリームやワックスをリムーバーで奇麗に落とします。全体の艶が引き、色も少し薄くなりました。これで、新たに入れていくクリームが入り易い状態になりました。
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先ず、リムーバーで古いクリームやワックスと一緒に落ちてしまった栄養分を補うため、全体にデリケートクリームを入れます。そしてその後、靴よりも濃い色のクリームを要所に入れていきます。

一体どこにクリームを入れるかと言うと、穴飾り、ステッチの有る部分、履き口、アイレット、コバから1センチ程の幅で1周ぐるりと、土踏まずは少し幅広めで、クリームを入れます。

写真の手前、クリーム入れた後。奥、クリームを入れる前です。
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クリームを入れた後、数時間放置し、クリームを定着させます。私は、この放置時間にその他の修理をしております。その後ブラッシングで、余分なクリームを伸ばし取ります。

左ブラッシング後、右ブラッシング前です。
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そして、靴より濃い色のワックスを使って、爪先とカカトを磨きます。

左ワックス後、右ワックス前。
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カカトも磨いて艶やかになりました。全体的に磨き上がったら、色の濃淡の微調整をします。やり方は、少しこつが必要ですが、文字で表現すると、色を少し濃くする為には指の爪の少しした辺りの指の先端で革に練り込むイメージでワックスを塗ります。逆、薄くしたい時は少しワックスを布に取って指の腹を使って拭くと、布に取ったワックスに靴についていたワックスが絡み取られて靴の色が薄くなります。
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最後は、ストッキングと眼鏡フキで、全体をから拭きすると出来上がりです。

以上、今回のアンティーク仕上¥2500也。

少しコツは必要ですが、この仕上には特殊な物は使っておりません。日頃よく御手入れされている方なら誰でもお持ちのリムーバー、デリケートクリーム、乳化性クリーム、ワックスで仕上可能です。時間のある週末に試してみてはいかがでしょうか?時間のない方は、どうぞ御持ち込みください。

また、試してみたがうまく出来ない場合はご相談ください。丁寧にアドバイスさせていただきます。それで試しても無理なら、最後は御持ち込みください。

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