こちらは、クロケット＆ジョーンズで作られたポールスミスの靴です。オールソールに御持ち込み頂きました。

２０年以上前に購入されたそうで、最近ではあまり目にしない革が使われています。ガラス革の様な艶がありますが、革はしなやかで、安っぽく見えがちなガラス革ですが、こちらは非常に上品な風合いが有ります。

磨くと奇麗に輝くなるんだろうなと思いながら作業していました。

そして今回は、オールソールに加えてビンテージスチールのご依頼がありましたので、写真の様に始めから爪先にスチールがはまる溝を作っております。出し縫いの糸を傷めず、理想的な形でスチールの取り付け可能なのです。

さて、引き続きオールソールの作業を続けます。春の配置換えなどで、オールソールを始め修理の駆け込み需要が増え、オールソール普段は２週間待ちのところ、現在３週間待ちとなっております。ご迷惑を御かけしております。