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こちらは、5ミリ以上厚みのある革を手縫いで作られているハンドメイドモカシン製法の靴です。革と革が合わさる部分を斜めに漉いて、付き合わせて縫われています。縫い糸は、革の真ん中当たりを通り貫通はしておりません。所謂スキンステッチと言われる手法です。

極私的な見解ですが、元々はインディアンがこの靴を作って履いていたので、この靴を見た誰かが、ドレスシューズにもスキンステッチを取り入れる事は出来ないだろうかと考えた後、今日エドワードグリーンのドーヴァーなどに見られるスキンステッチとなったのではと思いました。
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オリジナルは靴底も革ですが、この靴は現代のアスファルトを歩く為にクレープソールが付いていました。
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クレープを剥がしました。ご覧の通り、アッパーの革が靴底まで繋がっています。これがモカシン製法の特徴です。カカトはすり減り、革もすり減り、縫い合わせていた糸も切れて、口を開いています。
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すり減った革を補う形で、新たな革を継いで、手縫いで口を縫い直せばこの様に復活です。
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そして今回、お客様はビルケン底を選択されました。底だけ見ると、ビルケンのイメージで軽やかに見えますが、実はどっしりとしています。
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最後に、汚れを落として、ダビンオイルを入れてやるとこの様に何とも言えない革の雰囲気が出てきます。革製品は、どれだけ汚れたり、ボロボロになっても、磨けば何とも言えないアジが出てくる所が魅力の一つですね。

ハンドメイドモカシン製法のオールソール(手縫い込み)¥14000也。

この靴は他所で断られたそうで、縁有って当店で復活させていただきました。他所のお店で断られた修理ご相談ください。今回の様に可能な範囲内で何らかの方法をご提案致します。
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