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2011.04.20
ジョンロブの傷補修。

革靴の初めの1足にふさわしいジョンロブのキャップトゥオックスフォードです。居酒屋で言う所の「生中」ですね。
奇麗に見えるこの靴も実は大きな傷が有って、お持ち込み頂きました。

傷はこの様に、一番目立つ所に大きな傷が有ります。場所が場所なだけに、気にしない様にしても気になっちゃいますよね。お客様ご自身クリームを入れて隠そうとはしていたそうですが、隠しきるには厳しかったそうです。

そして傷の状態を確認すると、非常に大きな傷ですが、深さはそれほど深くないので、大胆に傷の周りを傷の深さぐらいまで荒らしてやりました。靴がしっかりとした革で作られており、色が濃色で、傷の深さが浅い場合にのみ出来る事で、どの様な傷にでも対応できる修理方法では有りません。

荒れた表面を仕上げ直し中です。

仕上げ直しを終えるとこの様に、傷はほぼ見えなくなりました。見る角度によって、意識して見て見ると傷が見えますが、第3者が見れば「奇麗な靴」と仰ってくれるはずです。

最後、全体を磨き直せばこのように復活です。傷も目立たなくなったし、またこれからも気持ちよく履いていただけるかと思います。
以上、今回の傷補修は¥1000也。
状態により、修理方法、修理代は変わってきます。気になる傷が有れば、メールにて写真を御送り頂ければ、ざっくりとした見積もりを御出ししますのでご利用ください。
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