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2011.05.11
トリッカーズのルームシューズを普段履きに。

こちらは、トリッカーズのルームシューズです。ベルベットに、立体的なコード刺繍、
赤のサテンキルティングのインソールなど、貴族的な意匠がたくさん盛り込まれたルームシューズですが、これをカジュアルに普段履きにするのが今日的なお洒落ですよね。
しかし、ルームシューズなのでこのまま履くとすぐに駄目になります。履き出す前にハーフソール&トップリフトの交換にお持ち込み頂きました。

先ずハーフソールを貼る為の加工と、柔らかい革のトップリフトを剥がしました。

そして、ハーフソールを貼りました。今回使用したのは1ミリの厚みのビブラムのガンマソールですので、薄いソールで上品に見える様に作られた靴の雰囲気を崩しません。

そして、切りそろえました。これだけで終わりにしても靴としては十分履けますが、雰囲気に欠けます。

先ず、顔料べっとりのトップリフトを削りソールと同じ表情にしました。

そして、元のトップリフトに有った飾り釘と同位置に真鍮釘を打ちました。

最後に、細かく毛羽立ったソールとトップリフトの表面をふのり仕上げすると、ツルツルピカピカの雰囲気満点ですね。

横顔も、ハーフソールの厚みが気にならない、雰囲気を崩さない仕上がりです。
以上、今回のハーフソール¥1500、ダブテールトップリフト¥2500也。
ルームシューズやオペラパンプスなどをカジュアルに履く方お待ちしてます。履き出す前にこれだけやってやれば、華奢なデリケートな靴でも普段履きとして問題は有りませんよ。
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