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先日の続きで、インクの後ロウを入れてボトム全体に艶を出す作業からです。インクだけでは出ない湿っぽい艶をロウを入れる事で出す事が出来ます。
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そして、ヒールやソールのインクを塗っていない部分を素上げする為磨きます。革の細かい繊維を寝かしつけて表面を平滑にすると艶が出てきます。水で濡らして、ひたすらこするだけでも艶は出てきますが、より艶やかに仕上げる為にふのりと言う海藻を煮詰めて作ったのりの様な物を使用しています。粘りが有るので、革の細かく毛羽立った繊維同士がくっ付き合って寝て、艶が出ます。
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乾くとこんな感じに艶が出ます。
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先日、ブログをご覧頂いている方から、『ラップは一緒に縫われている様ですが、どうするんですか?』とコメントがございましたのでご紹介。

この出し縫い用の錐でコバの奥の目に見えない所でカットします。この錐は先端が刃物になっており、すっと一撫でするだけで1ミリぐらいの厚みの革なら裁断できる程の鋭利な刃物です。
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ちょうどこんな感じでコバの奥で、軽い力でラップのみに刃をかけ、ラップを引っ張ると奇麗に切り取れます。
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そして、久しぶりに顔を見せました。今迄はラップ越しで、コバがついた状態を見ていましたが、ラップ無しで見るのは新鮮で、ラップを外した瞬間に完成迄後僅かと実感します。
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後は、作業でついた汚れやホコリを落とし磨けばこんな感じです。
自画自賛で申し訳ないですが、奇麗です。
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更に靴底も甲革と一緒に磨いてやれば同じ艶が出ます。

以上で完成。

今回のセミオーダー(木型は既製ラストを補正、底付け9分仕立て、デザインはお客様ご要望のオリジナルデザイン)は¥84000也。

お陰様と言いますか、申し訳ないと言いますか、去年のオープン当初と比べ納品迄待たせする時間が増えつつありますが、ご興味の有る方、多少待っても良い物をと言う方、お気軽にお問い合わせください。

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