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梅雨時は履けないのでと言う事で、しばらく作業を中断させて頂いていたベベルドウェストの靴ですが、初夏に向けて仕上げです。

ヒールが積み上がった状態で終わっていましたが、そのヒールの銀面(革のつやつやの面)を削り、化粧釘を打ちます。
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先ず、四端の釘は国産の頭の大きな真鍮釘を打ち込み、その他は細い英国製の真鍮釘を途中迄打ちます。
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途中迄打ち込んだ釘をギリギリでカットして、ヤスリで革と面一になる様に削りました。これは、化粧釘と言う名の通り、化粧です。

別に化粧釘は無くても良いですし、本数が少なくても、多くても構いませんが、私は靴の雰囲気に合う様に化粧釘を打つ事にしております。

どっしりとした男らしい靴には、ピッチを狭めにし2列に釘を打ったり、カジュアルな靴には四隅を止める4本程度にしたりとします。

写真では、ヤスリで削ったホコリで釘の表情がはっきりとしませんが、仕上がりで化粧釘の存在が際立ってくるはずです。
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そして、この靴のトップリフトは、以前ご紹介した様にヒールの断面にゴムの層が出ない様に、既製のトップリフト(写真の一番奥)を加工して作った物です。

しかし、英国靴などの既製靴にはほとんどゴムの層が無いトップリフトが使用されておりますので、わざわざ作らなくても、既製品は存在します。しかし、修理材としての国産品の取り扱いは見た事は有りません。

しかし、有ると解っているなら欲しくなります。だから入れました。写真手前の英国製ダブリフトです。ゴムの層が必要最低限なのがお解り頂けますでしょうか?

黒い靴ではあまり気になりませんが、色が薄い靴は、ヒールの色も薄く、ゴムの層が入ると目立って仕方有りません。そんな靴にはこの英国製ダブテールお勧めです。修理の際ご希望の方はお申し付けください。

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