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2011.07.11
クロケット&ジョーンズ リウェルトが必要なオールソール完成。

先日、ダイナイトソールを貼付けた状態までご紹介した、リウェルトを終えたクロケット&ジョーンズの靴ですが、出し縫い、ヒールの積み上げが終わりこの写真の様になりました。
ここから仕上げです。リウェルとしたのでウェルトは新品なので普段オールソール修理ではしない作業が入ります。

先ず、ウェルトのエッジを落とす面取りと言う作業です。ウェルトのエッジが白くなっていますが、これが面を取った部分です。

そしてインクを入れました。これで、仕上げても構わないのですが元々はウェルトにウィールがかかっていたので、この後同じ様にウィールをかけます。

そして、ウィールをかけることで、見覚えの有る表情に戻りました。

そして、コバ、ヒールにロウを入れて磨くと、この様に新品の靴底です。

靴底は、ダイナイトのお馴染みのパターンです。シューレースも左右色の異なる物がついていたので、新しい物に替えてぱりっとなりました。

アッパーも磨いてピカピカです。永年履き込み、染み付いた汚れは有りますが、汚れがアジになって、新品には無い雰囲気がある素敵な靴となりました。
以上、今回のリウェルト&ダイナイトソールでオールソールは¥18650也。
ウェルトの交換が必要な状態の靴は稀ですし、やはりウェルトの交換が必要な状態の靴は、アッパーの状態もそれないリだったりします。
今回お預かりした靴の様に一度もオールソールした事が無いのにウェルトが駄目になってしまった場合や、複数回オールソールしても尚アッパーはまだまだ元気な場合にはリウェルトの費用対効果は大きく思えます。ウェルトが駄目になったけど、アッパーは元気で捨てるに捨てられず、眠ってる靴が有る様なら一度ご相談ください。
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