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今回は、少し特殊なオールソールの依頼でしたので御紹介です。

グッドイヤー製法のエドワードグリーンの靴ですが以前、どちらかのお店でオールソールをして靴底はまだまだ減っていないけど、適当なオールソールをされたので、しっかりとオールソールし直して欲しいと言う依頼でした。
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そして問題の靴底はこんな感じです。なんと、マッケイ縫いをかけてオールソールされているのです。靴底を見て驚きました。

しかも、縫いのピッチが非常に広く、擦り切れるとすぐに口が開き出すだろうなと言う印象です。また、縫いのピッチよりも、グッドイヤーの利点の一つに中底に縫い目が無く足当たりが良いと言う点がございますが、勿論この靴は中底に縫い糸が出てゴツゴツと足当たりが悪くなっており残念です。

更に最も心配されるのが、出し縫いよりも内側にかかっているマッケイ縫いですので、この縫いによってすくい糸を切っているのではと言う心配があります。
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そして、実際に靴を開けてみると案の定、一番縫って欲しく無い場所をマッケイに縫いが走っています。

スクイ糸の確認の為マッケイ縫いの糸を外し、コルクを剥がし、スクイ縫いの確認をしましたが、運良く難を逃れていた様で問題なさそうです。おそらく、ピッチが広く縫われた事が不幸中の幸いでしょう。

しかし、何故この様に適当な修理をしたのかが理解できません。同業他社を批判するのは嫌ですが、私から見ると全くの無知か、解っていながらの怠慢にしか思えません。

何れにしろこの様な修理を目にすると残念な気持ちと、腹立たしい気持ちが一緒になり、複雑な心境です。

この心のもやもやをお客様も感じてらっしゃるのだろうなと思うので、しっかり修理してこのモヤモヤを解決するのが今回のオールソールのテーマだと思いました。

また後日続きをご紹介します。


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