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2011.08.08
エドワードグリーンの適当なオールソールをしっかりしたオールソールへ。本底加工

先日ご紹介致しました適当なオールソールをされてしまったエドワードグリーンの修理の続きです。
先ずは、写真の様にコルクが剥がれ落ちておりますので詰め直します。

そして、踵周りにハチマキと言われるU字型のパーツが有りますが、これもヒールを付ける時大幅に削り取られバランスが悪くなっておりますので、新しい物に付け替えます。

そして、こちらがコルク、ハチマキを新しくした状態です。
写真右はコルクをてんこ盛りの状態ですが、削って写真左の様に程よい厚みにします。
ハチマキは、わざと作りたいヒールの形より大きめに作っておいて、ヒールの形を作る時に一緒に切れば奇麗に仕上がります。

そして、新しいソールを貼付けウェルトに合わせて切りました。ソールはオリジナル同様レンデンバッハのソールを使用しております。

最後に、出し縫いをかける為にソールの断面から包丁を入れて、革を起こし、縫い糸の納まる溝を掘りました。
だんだんオリジナルに戻ってきましたね。
これが、この靴に対して本来やるべき修理だと思います。また続きは後日。
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