| Home |
2010.07.27
アッパーほつれ補修

アッパー(甲革)のほつれ補修のご紹介です。靴の履き口を縫製する際には、大体が表革と少し大きめの裏革を張り合わせて縫った後に大きく余った裏革を切ります。今回御持ち込み頂いた靴は、それほど履いていないのにほつれていたのでほつれをよく見てみると、縫製の段階で裏革を切った時に一緒に糸も切らていたのが原因でした。靴が出来上がった時の見た目は問題なさそうに見えても、履いてるうちにほつれて来て、思いもよらない距離がほつれてしまう事もあります。今回の靴もほつれを引っ張ってみると、見た目は縫われている様に見えていた所も、スルッと3センチ程ほどけました。

ほどけるところまで、ほどいた糸の端を処理して、表革と裏革を 張り合わせ、表から最初からあるミシン穴を一目ずつ拾って行くと、こんな感じで全く違和感のない仕上がりになります。
以上、今回にほつれで¥500也。ほつれの距離によってはお値段左右します。ほつれのひどくなり前に是非どうぞ。
スポンサーサイト
| Home |