| Home |
2011.10.21
マッケイ製法の注文靴をブラックラピド製法へ。

以前より作業を進めて参りました大先輩の靴ですが、一先ずオールソールを終えましたので御紹介です。
御持ち込み頂いた時には華奢なマッケイ製法だった物を、もう少しかっちりとしたブラックラピド製法にてオールソールしました。
写真はヒールを積み終えて仕上げに入る前の状態です。

そしてこちらが仕上がりです。ヒールもソールもピカピカです。
最近の靴はヒールは高くて30ミリ程度で、一般的なドレスシューズは20~25ミリ。オールデン等少しカジュアルなぼてっとした靴になると15ミリの物も多々見られます。
しかし、この靴は40ミリございます。日本の昔の職人さんが作った靴を何足か修理に御持ち込み頂いた靴どれも比較的ヒールが高かった様に感じます。日本靴の特徴でしょうか。

そして今回一番の大きな変化はコバが張り出し、しっかりと出し縫いで靴底が縫い付けられている事です。
以上、今回のマッケイ製法の靴をブラックラピド製法でオールソールは¥12500也。
さてこの靴はこの後、靴の中の修理をして、アッパーの仕上げをすればご依頼の修理全て完了となります。
ここ迄の流れ気になる方は、こちらとこちらをご覧下さい。
スポンサーサイト
| Home |