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写真の様にレペットの靴底がほつれ出したと御落ち込み頂きました。

近年お洒落靴として、レペットのフラットバレーシューズが履かれておりますが、元々は舞台で踊る為のダンスシューズを作っていました。その為、ハードな動きに耐える作りが要求され、中底とアッパーはノリによる圧着ではなく、ウェルトを介さないすくい縫いでしっかりと縫い付けられています。

この靴は、その縫い糸が切れてほつれ出した様です。しかし、問題ございません。手間のかかる昔ながらの作りは、修理をすれば元通りに復活します。
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先ず、バレーシューズと聞いて思い出したのが、御客様のバレーダンサーに教えてもらったコチラのフリードと言われるトゥシューズメーカーの制作風景の動画です。

ご覧頂いたら御解り頂けますが、バレーシューズは裏返しで作って最後に表に返すんだと言う事が新鮮でした。

と言う事で同じ様に裏返して作業です。
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写真では解り難いかもしれませんが、2本取りの強力なナイロン糸ですくい縫い直しております。元はチェーンステッチで、縫われている状態では強力ですが、切れるとほどけ易いと言う欠点があるため、手縫いならではの、簡単に解けない縒りをかけながらのすくい縫いです。
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そして縫い終えたら、中でぐちゃぐちゃになっていた中敷きを貼り伸ばしました。
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そして、表に返して削れて減っていたヒールを新しく交換して、付け直せば完全復活です。

レペットの靴は柔らかく、軽く、カジュアルな割に、少し値が張る印象ですが、作りを見ると一手間かかった本格バレーシューズだと言う事で、値が張るのにも頷けますね。

以上、今回の修理(ヒールの交換込)¥4500也。

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