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先日準備したソールを貼り付けて出し縫いをかける為の糸の加工です。糸は写真の麻糸を使いますが、極細ですので弱く1本では縫えません。

靴のデザイン、出し縫いのピッチに合う太さになる様に数本をまとめて、よりをかけて使います。今回は6本よりにします。
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そして、こちらがヨリをかけた糸に、松ヤニとパラフィンとミツロウと油を煮込んで作ったチャンと言う物を塗りこんだ状態です。

これから、糸を横にあるナイロン針に取付けます。この針には、元々イノシシの背中の毛が使われていました。近年需要が無い為か、手に入り難くなりました。その代用がこれですが、これも日本では市販が無くイタリアの物を使っています。イギリスの物も有りますが、イタリアの物は針の後端が2分割になっており、イノシシの毛同様の形状でより丈夫に糸を取付けることが出来てお気に入りです。
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そして、針の取り付けです。糸先を細く加工して取り付けます。先端は髪の毛より細く、チャンを塗った状態が、白人の子供のほっぺたに生える黄金の産毛の様にならないといけません。

その細い細い先端をナイロン針の2分割した後端に巻きつけたのがこの状態です。
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そして、ソールを貼り付けて、ウェルト上面にウィールと言う工具でギザギザを付けそのギザの谷に糸が落ちるよ様に縫って行くとこの様に縫い上がります。一目一目全てがギザギザの谷に落ちる事で均一な美しい手縫いにしか無い風合いを生みます。

後は更にソールの加工に入ります。そちらは、また後日ご紹介致します。



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