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2012.04.28
粗悪な靴修理を優良な靴修理で修理し直し。爪先をまとめる

少し前に御紹介した粗悪な修理が成されたコチラの靴ですが、爪先をまとめ直しました。
写真は、形のそっくりな木型を選び靴に入れて、硬化の弱かった芯に硬化剤を塗った所です。

そして、今度は爪先がアボカドの様になりましたが、これは、先ほどの芯の上にタブラーを被せ、更に硬化剤を塗った所です。
このタブラーとは、靴の形崩れを防ぐ為に甲革とライニングの間に入れられる柔らかい芯です。
既製靴では、この靴の様にコットンやスポンジが使われますが、注文靴ではこれらを用いる事は少なく、一般的には革を薄く漉いて使われております。

そして、最後は爪先を釣り込み直して芯の硬化を待つのみです。
このまま、しっかりと硬化してくれると、修理にやって来た状態からかなりの改善が期待できます。木型を抜くのが楽しみです。
また、爪先が固まったら続きを御紹介致します。
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