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完成しておりましたが、暫く木型を入れっぱなしにして、木型の形をしっかりと革に覚えさせておりましたコチラの靴も木型を抜いて中敷を入れて完成です。
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ソールはダイナイトソール&レザーミッドソールの、Wソールの仕様でボリューム、迫力のある男らしい底付けです。
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ヒールセンターに接ぎを持って来ず、爪先センターにのみ接ぎが有るパターンです。1枚の革でぐるりと足を囲み、それに蓋をする様にもモカをのせて、モカ縫いをしております。

革は元々が牛ですので、決してどの部位も均一な質と言う訳では有りません。傷が有ったり、伸び方向が違ったりするので、1パーツが大きくなればなる程、革に型を入れ難くなります。

それ故、取り効率が悪くなるので既製靴ではあまりこういった型紙で靴を作る事は有りません。

逆に既製靴では取り効率を良くする為に、靴の見え難い部分(靴の内側)で接ぎを入れた靴は多数御座います。
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そして、中敷きは御客様指定の真紅。アッパー、ライニング共に真黒に対して、目が覚める様な真紅がアクセントになっております。勿論履けば見えない所、見えないお洒落、下着、靴下等へのこだわりに似た様な物ですね。

以上、今回の注文靴の仕様はホーウィン社のクロムエクセルをアッパーにゴートシュリンクのライニングを使い真黒で製作、靴底はレザーミッドソール×ダイナイトソールのwソール仕様を9分仕立てで¥96600也。

靴の特徴から英国風、イタリア風と種類分けをしたりしますが、この靴はアメリカ、イタリア、イギリス、ドイツ....の材料を使い、日本で製作。ごった煮感が非常にアジアな靴です。

しかし、東京の歌舞伎町の様な繁華街のアジア的カオスを思わせる物では無く、かつてイギリス・フランスなどの租界が有り、ノスタルジックな建築と超高層ビル、西洋と東洋、過去と現在、時代の積み重ねを感じる上海の東平路を思わせるアジアな靴かなと思っております。


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