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2012.09.13
シャンク・中物は色々有ります。

靴になって見えない靴の中ですが、中に入れ物にも様々な種類が有ります。
先ず、シャンクです。体重がかかっても底に歪みを生じ無い様にする為の物です。このシャンクが折れたりすると、太った犬の様に靴底が垂れ下がってきますし、歩き心地にも影響が出てきます。
価格と手軽さから、今日の一般的な既製靴には鉄やプラスティックが主流です。
しかし、重さや耐久性と言う意味から私共では、特別な理由が無い限り、木か革のシャンクを使用しております。革は、ソールを切り出した際に残るソールとしての使えないカチカチの端部分を使用しております。木は粘りと耐久性のあるブナか竹を使用しております。
写真手前が革シャンク、奥が木シャンクです。

そして、中物と言われる靴底の空間を埋める物も色々有ります。一般的な物がコルクで、その他スポンジ、革、フェルト等色々有ります。
写真奥が革で、手前がコルクです。革はコルクと比べて沈み込みが少ない変わりに固い履き心地になるのと重くなるのが特徴です。コルクは軽く、履き心地も革に比べると柔らか代わりに沈み込み易いです。
しかし、手製靴の場合中底に生じる空間も少なく、マシンメイドの靴よりは沈み込みは少ないため、コルクで充分かと私共は考えております。
しかし、御客様からのご要望が有れば、写真奥の靴の様に中物までご希望に添う形で製作致します。
これらの2足の靴ももうすぐ完成です。又後日続きをご報告致します。
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