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木型に革を沿わせて、靴の形にする「吊りこみ」と言われる作業です。

写真は、釣り込みの為に木型、アッパーの他に靴の中に入る芯、工具等を用意した所です。
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先ずは、革を柔らかくして吊りこみ易くするため靴の裏から全体を濡らします。固く伸び難い革には、アルコールを併用する事も有ります。

また、革が全体的に均一に水分を含み湿っている状態が作業し易いので、閉め切ったお風呂場に一日中入れておく事も有ります。
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吊りこみは、先ず表革とライニングの間に芯を入れてから始まります。こちらは、その芯を固める為の糊を塗っている所です。
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そして、先ほどの芯を表革とライニングの間に入れた状態がこちらです。
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芯が入ったら、木型にかぶせますが、その前に木型にベビーパウダーをまぶしておきます。これで、木型を抜く時に抜き易くなります。
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そして、木型にアッパーを被せ、爪先を絞り上げて芯を馴染ませます。
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芯を馴染ませたら、要所を引いて釘で固定です。この状態で、革は、木型にぴたっとそっております。
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要所を留めたら、先ずはカカト周りからまとめあげます。写真は、ラフにまとめた状態です。ここから、靴になった時に皺が表に響かない様に引き直します。
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引き直せばこの状態です。比べて頂けば、如何に先ほどの状態がラフだったかとお解り頂けるかと思います。
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カカト周りがまとまったらそこから爪先へ向けて留めて行きます。
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爪先は一度釘を抜き、表革とライニングを別々にまとめます。
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先ずは、ライニングのみをまとめ上げました。DSC0406820121116232222.gif
ライニングをまとめたら、表革をめくり上げ芯を入れます。DSC0407020121116232213.gif
芯を入れたら、芯の厚みが表へ響かないように、ヤスリで厚みをぼかします。更にここから、必要ならガラスや包丁を用いて芯の境界線を一切表へ響かさない様に芯のエッジの厚さ調整をします。
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最後は、芯のエッジに新聞紙を引き裂いた物を貼ります。これで更に、ライニングと芯の一体感が生まれ、表へ一切芯の厚みは響かなくなります。
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爪先もカカト同様に、先ずはラフに。
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そして、カカト同様に靴になった時に皺や
ヒダが表へ出ない様にまとめ直して吊り込み完了。
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結果、この様な靴になりました。平面の革が一気に靴の形になる吊りこみの作業は、快感です。このあとは、ウェルトを縫いつけますが、続きはまた後日。
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