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2013.03.02
レザーソールのゴルフシューズをオールソール修理。

コチラは、最近見なくなったレザーソールのゴルフシューズです。私個人としては、スポーツシューズはスポーツメーカーが作った合成底の化学繊維のライニングで要所にスポンジやウレタンが入った物の方が適していると考えております。しかし、ゴルフに限っては紳士のスポーツ。オールレザーであって欲しいですね。

そのオールレザーのゴルフシューズですが、芝の上を歩くので靴底は然程減る物では有りませんが、長年の使用に伴い朝露等でソールが濡れ、劣化し、凸凹になって来た。同じ様な靴が有れば買えば良いが、売っていないのでオールソールして奇麗にして気持ちよく履きたいとお持ち込み頂きました。

と言う事で、早速靴をばらしました。
スパイクは今迄使っていた物がそのまま使えたら嬉しいとの事でしたので、ソール、ヒールの中の金物を慎重に取り除き移植します。

ばらした、ソールや金物から型を取ってソールに金物が奇麗に収まる様に加工します。

加工後がコチラ。金物が奇麗に収まるはずです。

見事収まりました。靴底側から見ると穴が開いているだけですが、中には大きな金物が入っているのです。

そして、やっと靴底を靴に貼付ける事が出来ました。
如何ですか、レザーソールのゴルフシューズ。完成を前にしていい雰囲気ですね。

そして、元々は靴底側にガッツリ縫い目が出ていたオープンチャネル仕様の靴でしたが、ここは紳士のスポーツシューズらしくヒドゥンチャンル仕様へと仕様変更です。
一度、ソールの側面から包丁を入れ、薄く革を起こし、革の中を縫い、革を伏せ戻すことで縫い目を見せない仕上げとなります。
後は通常のオールソール同様に出し縫い、ヒールの積み上げですが、トップリフトはソール同様にスパイクが付きますので、又後日ご紹介致します。
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