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タイトル通り。こんな状態で御持ち込み下さいました。

一見限界の様に見えますが、カカトの減り等を見るとそれほど履いた訳でもなさそうでした。
そこで、どのような状況で履かれたかを伺うと、雨上がりの湿った路面を何度か歩いたのが原因かもとの事。

革底は柔らかい履き心地がいいのですが、水には弱く、濡れると極端に摩耗します。それ故、それほど履かなくても濡れたまま何度か履くとこの様になります。

靴底以外、特に悪い所は有りませんので、修理しましょうと言う事になりました。
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すり減ったままでは、口が開いた部分を縫い直し、口を閉じることができません。

ですので先ずは、減り過ぎてなくなった部分に革を足します。革を足す事で、靴底を縫い直すことができる様になりました。
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貼り合わせた革を靴底に合わせ切り回し、サイズを整え、漉いて厚みも合わせました。
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そして、靴下を裏返す様なイメージで、靴を裏返します。
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そして、ほつれて口が開いてしまった部分の穴を拾って縫い直して行きます。
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そして、先ほど張った革のおかげで縫い上がり、口は元通りに閉じてくれました。
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そして、元の様に靴を裏返します。このままでは部分的に継ぎ足した革がすり減るのも時間の問題ですし、見た目にもこのままでは拙いので上からラバーを貼ります。

ラバーが収まる様に靴底に薄ら段差を作り全体を荒らしました。この部分に奇麗にラバーが収まってくれます。
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先ほど加工した所にラバーを貼りました。
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そして、ラバーを靴底に合わせて切り回し、仕上げをすれば完成です。
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まさか、先程迄限界を感じさせていた靴には見えませんね。見事に復活です。

以上、今回の修理は¥4000也。

限界を感じている靴、御待ちしております。勝手に限界を作ってるだけかもしれませんよ。
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