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ウェルトは、牛の肩の周辺の革から作られております。厚みは厚いもので6ミリ程の厚みがありますが、これを靴に適した厚みにして使います。

通常、3ミリ程の厚みで使いますが、靴底にボリュームを出したく無い場合はウェルトを薄くして、仕上がりの見た目のボリュームを抑えます。

勿論、ソールを薄くすれば良いのですが、ソールは極力厚い方が長保ちするためウェルト側からボリュームを落としています。

勿論、薄くなれば耐久性の問題が心配になってきますが、スクイ縫いのかかる部分の厚みは程々に残し、コバの断面の部分は薄く見える様に漉いておりますので心配は御座いません。

では、出し縫いがかかる部分はある程度薄くなっているのでは?と言う心配も出てきますが、そこは手縫いで出し縫いをかけて行きますので、引き加減は無段階に調整できます。その為、縫いのテンションに負ける様な事は決して御座いません。

加工はウェルト用のカンナです。しかし、刃物ですのでメンテナンスしないと使い物にならなりません。久しぶりに使うため、刃が錆びておりましたが研ぎ直して復活。そんな、年に1回使うか、使わないかの工具が山の様にあります。使わない間は邪魔だし、メンテナンスしないと使い物にならないけど、もう生産されていない様な物もあるため大切にしております。
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そして、先ほどのウェルトを縫い付けた靴(右)と3ミリのウェルトを縫い付けた靴(左)の比較です。

今回はウェルトを2.5ミリに漉いて使用しております。僅か0.5ミリでも印象は変わります。コバの出幅、厚みは1ミリの違いで大きく印象を左右します。同じで幅で合っても厚みが厚ければコバが張り出して見えたり、またのその逆も御座います。

コバの張出し、厚みは、靴の演出に置いて非常に奥の深い部分だと思います。

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