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コチラはローファーの代名詞的存在J.Mウエストンの♯180です。
しかも、素材はクロコ。King of loafersですね。



しかし、現状は酷くくたびれ、ご覧の様にThe Needy(貧困者)。とてもKingとは言えません。

何とか王位奪還すべく修理です。先ずはばらせる所はとことんばらしました。普段は外す事の無い中底まで剥がしました。




表のみならず裏も限界です。ひび割れたクロコを裏から補強し、更に内側のライニングも補強。徐々にもとの形に戻りつつ有ります。

アッパー、ライニングの補強が済んだら、今度は中底を元の位置に戻し、ウェルトを縫い付けるリウェルトの作業です。

ウェルトを縫い付けると見慣れた姿になり、安心感が出てきます。写真右がウェルトを縫い付けた直後。そして、左がコバの張出しを程よ調整した所です。

後は、オールソールの要領です。新しい底を貼って、縫って、ヒールを積み上げる流れです。

そして、完成がコチラです。一番最初の写真の様に見えますが、全く別物です。


幸いにもクロコ特有の凹凸によって、最後の仕上げでクラックをここまでごまかす事が出来ます。


リウェルトによりコバも新品の様に仕上がっております。


以上、こんな感じで360°何処から見てもKing。王位奪還成功です。
今回の修理¥36800也。靴1足の修理代としては非常に高額です。
しかし、同じ靴を買おうと思うと新車で中型バイクを買うよりも高い訳です。
考え様によっては、修理をしてもう姑く履く分には、自転車程度と言う考え方もあります。
物が物だけにどの程度まで修理すべきか、そしていつが最後かを判断するのは非常に悩ましいですね。
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