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コチラは、何処にでも有りそうなU-TIPです。しかし、何処にでも無い作りです。

この靴は一般的な靴メーカーからしたら非効率な靴です。
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というのもこの様な大きなパーツにモカパーツが乗っかった2ピースからなる靴だからです。

パーツが大きくなればなるほど、革に型を入れるのが難しくなります。

と言うのも、革は牛ですので、原皮に傷が有ったり、虫さされが有ったり、血管が浮いていたりします。その中で奇麗な部位のみを使おうとすると極めて効率が悪くなり、ロスも沢山出るからです。

しかし、私共は既製品を作っている訳ではないので、非効率でも可能な事はやって見ると言うスタンスで靴作りをしております。
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結果、こんな靴が仕上がります。大きなパーツの爪先のセンターはパラレルと言うスキンステッチ(手縫い)で縫い合わせて、上に乗っかるモカはライトアングルと言うスキンステッチです。

ライニングを縫い留める履き口周りのステッチを除き、靴の形にする為の縫いは全てスキンステッチと言うのも手製靴ならでは。

靴1周で接ぎが有るのは爪先のみですので、ヒール周り、サイドもツルンとしており、靴を磨いていて引っ掛かりが無いので非常に気持ち良く、ずっと撫でていたくなります。
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底付けは、全て手縫いによるフルハンドでの製作です。くびれた踏まずと、自然な丸みのあるソールは手縫いならでは表情です。

手仕事てんこ盛りのフルハンドによる製作¥194400也。

1足の靴としては非常に高価。しかし、高価な物には訳が有り、その訳を知って頂き、納得頂くだけるだけの仕事が詰った靴になったと思います。


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