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2015.11.09
無表情なシルバノラッタンジのローファーに表情を出す。

コチラはシルバノラッタンジのローファーです。
元々茶色×アイボリーのコンビローファーだった物を御客様自身で染めて履きやすくしたそうです。しかしながら、サドルが直線的なデザインで、無表情で何か物足りなくなり、サドルに穴開けをして表情を出して欲しいと御持ち込み下さいました。
確かに昆布を乗っけている様な雰囲気になっておりますね。

作業は至って単純です。サドル上にバランスを見てデザインを書き入れて、慎重にカットすれば良いだけですが、靴の形になったいる状態で包丁を入れるのが非常に緊張する作業です。

緊張しながら、包丁を入れて切り抜きました。

最後は革の断面の処理をすれば完成です。まさか後から加工したとは誰も気づかない仕上がりです。これで表情が出て、違和感無く履いて頂けるかと思います。
以上、今回の修理は¥3000也。
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