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2016.03.11
カカトがすり減ってアンバランスになったニューバランスの修理。

コチラは、ロングセラーのニューバランスのスニーカーです。特にここ数年の人気は目をみはるものが有りますね。
それ故、最近ニューバランスの修理のご相談が増えました。
基本的にスニーカーは消耗品。履き潰す物だと思います。とは言え決して安い物でも有りませし、ニューバランスはモデルによっては本格的な革靴と同じくらいする物も有りますので、修理をして、もう姑く履きたいと言う気持ちは大いに理解できます。
と、言う事で今回はカカト修理です。

問題のカカトはこんな状態です。穴が開いております。
これは、丈夫なゴムの層がすり減って、減りやすいスポンジ層に達している状態です。この後は、すり減るスピードは速く、早めの対処をしておいた方が良いでしょう。

横から見るとこんな状態です。黒いゴムの層がもう殆ど有りません。

と、言う事で写真に有る様に断面が三角形の傾斜が付いたゴム板を用いて修理します。靴は、この傾斜が奇麗に納まる様にゴムを削って加工した状態です。

そして、ゴムを貼り合わせて、削り、形を整えれば充分な厚みのカカトの復活です。

革靴の様にヒールの交換ではなく、継ぎ接ぎでは有りますが、履いている上では全く違和感有りません。

裏を返せば、完全な継ぎ接ぎです。しかし、片減りしてアンバランスなままではニューバランスの名が廃りますよ。
今回の様にスニーカーとは言え、デザインによっては違和感の無い修理方法はあります。どうぞお気軽にご相談下さい。
以上、今回の修理¥2000也。
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