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BontaBonta

エンツォボナフェ。インソールにはgood yearと表記。実は、ハンドソーンウェルテッド製法。いい意味での過少申告。 https://t.co/1gA8hdemUr
04-26 15:34

BontaBonta

GWの営業に関して。当店は日、月、祝が定休日です。営業時間は、平日12時〜20時、土曜日12時〜18時です。ですので、GWの営業は4/27土のみ、18時までの営業です。GW明け5/6月は定休日。5/7火からの営業となります。お持ち込み、お引き取りでご来店の際はお間違えの無い様ご注意下さい!
04-25 17:32


こちらの靴はオールソール交換の為にお持ち込み頂きました。

スチールは外れて口が開き、ソールの所々に隙間ができて、ヒールもすり減ってるからオールソールだろうとお客様ご自身で判断での来店でした。
確かに、上記の様な不具合は有りますが肝心のソールはまだまだしっかりしておりました。
勿論、オールソール交換すれば元どおりです。しかし、ソールがしっかりしてるのに交換の必要ある?と考えました。
そこで、開いた口をこじ開けて中を覗くとコルクもしっかりしてます。
ですので、部分補修でも不安なく履ける様になる。
そのメリットに修理費用を抑える事ができ、耐久性が増します。
デメリットとして元の履き心地と見た目は若干ながら変化は出ますとお伝えし、今回は部分補修となりました。
と、言う事でまずは、口の開いたところから包丁を入れ、出し糸をカット。
それをほぐし出します。

要らない古いトップリフト、スチールを取り外し、開いた口にノリを入れて圧着。
その後、出し縫いを縫い直し。
ここで、問題になるのがスチールが収まっていた段差。
通常スチールが付いていたソールにハーフソールを貼る場合、スチールが収まっていた部分を埋めて、ハーフソールを貼ります。
しかし、今回は出し縫いを縫い直す前提での修理。
ですので、スチールが収まっていた部分からなだらかに繋がる様に削り、全体的に少し薄くしてます。

出し縫いはこんな感じ。同じ穴に収まり違和感無しです。

あとは新しい素材を貼って、削って。

トップリフトはオールデンのオリジナル同様に化粧釘を打ちます。

最後に色を入れて、磨き上げれば完成です。
上記の様にデメリットとして、底は見た目が元と異なり、ハーフソールが目に入ります。
また、履き込んだしなやかなレザーソール特有の履き心地から、カチッと固い履きごちに変化しております。
しかし、スチールの段差の処理が効いてきて、2ミリある丈夫なハーフソールを貼っても横からの見た目の変化はほぼ感じられ無いと思います。
また、ハーフソールの下に無傷の出し縫いがある為、地面と出し縫いが擦れて、切れて、持ち込まれた時の様に口が開いたり、隙間ができたりする事はありません。
また、レザーソールと比べて耐久性のあるハーフソールですのでソールの減りはこの先暫くは気にする必要はありません。
以上、今回の修理はハーフソール&出し縫い¥4500、ヒール交換¥2800
合計¥7300也。
因みに、オリジナル同素材、同仕様でオールソール交換した場合は¥14900です。
修理方法が複数ある場合は、それぞれのメリット、デメリットをお伝えしております。
皆様それぞれの天秤にかけて判断ください。



~謹賀新年~
昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。

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本年もスタッフ一同、皆様にご満足いただけるサービスを心がける所存でございますので、 何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。
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皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈りいたします。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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新年は1月8日から平常営業とさせていただきます。
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2019年 元旦


こちらは、ひと昔前流行ったこれぞステファノブランキーニといった作りの靴です。
しかし、製造から時間が経てば劣化もします。
底縫いの麻の出し糸が劣化して、屈強な靴底に負けてぶちぶちと切れてぱっくり口が開いています。
通常なら、この外側の出し糸だけをカットすればソールが外れ、新しいソールを貼って、そこ縫いをすると言う作業で、複雑な作りに見えて、普通のオールソール交換と同じです。
しかし、内側の出し糸まで切れています。ですので、まず内側の出しを縫いなおす必要があります。
縫いなおしにあたり、古い糸は全て抜きました。
写真左側が糸を抜いた状態、右側が抜く前です。麻糸が劣化してボソボソで抜き難く結構厄介な作業でした。
そして、やっと縫い出せます。しかし、アッパーの革のきわきわに出し抜いがかかっているため機械で縫う事は不可能です。
ですので、一穴づつ手で拾いながら縫い進めていきます。
そして、縫いあがり。以前と同様の雰囲気に戻りました。
そして、今回は時代を感じさせる誇張し過ぎな程のコバの張り出しを自然な形に整え直しました。
写真右側のつま先やふまずの敢えて作ったコバの角を落とし写真左側の様な控えめなコバに仕立てなおしてます。
そして、やっと新しいミッドソールとアウトソールを貼って、最後の出し抜いを縫いだす準備まで来ました。
そして、これも厄介な事に出し抜いはコバのギリギリを走っており、機械で縫う砕けてしまうので、ここもまた手縫いです。
復活。ゴールが見えてきました。
そして、ヒールです。
ここは、イレギュラーはありません。
写真左側の様にザックリ積んで、写真右側の様にガッツリ削って形を作ります。
そして、ヒールとコバの繋がりを意識して一回りぐるりと撫でる様に削り整えて形はしあがりました。靴底を仕上げて。
コバやヒールに蝋を入れて。
磨きあげれば完全復活です。
元々かなりの手仕事が詰まった高価な靴ですので、修理にもそれなりに手仕事を要します。
しかし、ちゃんと元通りに復活します。あわせてコバの張り出しを調整すれば今日でもバリバリ現役で履けますし、逆にここまで手仕事が入った靴を探すのが難しいくらいですね。
以上、今回の修理はオールソール交換¥14800、ミッドソール¥2000、出し抜い¥6000×2=¥12000、コバ調整¥2000合計¥30800です。
修理費用として、結構な額です。
高額修理をどうしようか悩んだら、その当時数十万円出して思い切ってその靴を購入した事を思い出して下さい。
その思い切りを修理にも!
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